正反対で同類の2人 アイドルマスターシンデレラガールズ 第11話

本当にニャンニャンロックしてしまったりーなとみくにゃんのカップリング。
一度はどうするんだろうと疑ったものですが、しっかりまとめてきました。

猫キャラを前面に押し出してるのに魚がダメでしっかり自分を通すみくにゃんと、
クールでロックを気取りながらギターもミントもダメでむしろ家庭的なだりーな。

その2人がユニットを拒みシングルデビューを主張しながらも、
デビューが送れてはかなわないと打算的に協力し合う様子がとても微笑ましいものでした。

つくづく、原作設定の掘り下げをしっかりやってくれていると感じました。

さて、次回予告は「The magic needed for a flower to bloom.」
魔法が花が咲くために必要とされている。
解釈の仕方が分かれますが「輝く魔法を求めて」
となるでしょうか。needを文章的な意味でも、全体的な意味でもとダブルミーニングさせるとそんなイメージになるのですが・・・

楓さんが通常運転なのはともかく美波ちゃんが受け答えするとは・・・

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が アイドルマスターシンデレラガールズ 第10話

またしてもいつの間にかデビューを果たしていたきらり、みりあ、リカの3名のユニットのお出かけ日常回と言ったところでしょうか。ユニット名どおりの凸凹編成ですが、それぞれ違ったかわいさの相乗効果で彼女たちの特徴も良く出ていてほんわかした気持ちになれるほぼほぼ日常回になりました。

プロデューサーとはぐれちゃったトラブルは若干無理矢理な展開で、シスコン番長の美嘉がお節介にも引っかき回してしまいましたが、ピンチになってもお仕事をきちんとやりとげるところや、この前のトラブルから成長したプロデューサの覚悟の強さが描写されていてほっとできました。

またゲームキャラに続々声がついてまたまた原作ゲームファンにもたまらなかったでしょう。
くわえて、現在開催中のアイドルライブロワイアルで、凸レーションズや美嘉のカラオケでの3人のメンバーが登場したりなど、ゲームとアニメのシンクロが嬉しい演出になっています。

さて、次回サブタイトルは「Can you hear my voice from the heart?」
私の声が聞こえますか?心からの。
シンプルすぎてざっくり意訳するのも難しいですが、「私の想い、届きますか?」ぐらいでしょうかね。

あれだけソロデビューと2人で言い合ってるので、多分にゃんこロックになるんだろうなぁ・・・

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 アイドルマスターシンデレラガールズ 第9話

今までの流れと打って変わって、早速CDデビューしているという変化球を投げてきた第9話です。

結局予想もむなしく、かな子、智絵里、杏という想定外のユニットを組んで来ました。
多くの人はあんきらでのデビューを考えていたで、肩すかしを食ったと思います。

この3人とライバル役の3名とのクイズ?バトルがメインでしたが、
それぞれの特徴を良く把握している描写がされていてみんなとてもかわいかったです。

とくに幸子の扱いはよくわかっていらっしゃるようで・・・
バンジージャンプの罰ゲームが出てきた瞬間には
「あ、幸子飛ぶなこれは。」
となった人も多いはずです。

そこでまさかの引き分けで両チームバンジーとなるとは予想外でしたが、
この流れから、制作陣は各アイドルの原作での特徴を把握して、魅力的に見せながらも、
一ひねりして視聴者をあっと言わせるように頑張ってるなと感じました。

さて、第10話は「Our world is full of joy!!」
私たちの世界は喜びで満ちている。
ざっくりと、楽しいこと一杯あるね!ってかんじでしょうか。

きらりと小学生2人組となると残るのはニャンニャンロックになってしまうな・・・
いやまさかそれは・・・

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ワンポイント熊本語講座その2 アイドルマスターシンデレラガールズ 8話考察

自分で熊本弁と書きながらタイトルが熊本”語”になっていたのを反省しつつ、まぁ熊本”語”の方がらしいんじゃないか?とか思い始めている私がいます。
さて、後半パートです。相当時間かかってますが。私の土曜日と日曜がこれでつぶれてますが、気にしないでいきます。

「この私の心結界を破るとは!(急に近寄らないでください!)」
シン結界のシンの感じをどう書くのか悩ましいのですが、たぶん新ではなく、真か心かなと。どちらにしても結界というものは不随意に働いているものでそれを破るということは不意の侵入者であるので、こんな感じに不意うちを驚いているという意味が良いでしょう。

「禁忌に触れるな!(見ないでください!)」
蘭子にとっての禁忌、つまり恥ずかしいことがたくさん詰め込まれているのです。
こう見えて恥ずかしがりやさんなのです。

「これはグリモワール、わが魂の一部。切り離すことの出来ない魔力の器!(これはアイデアノート、大事なもの。おきっぱなしに出来ない私物です。)」
「よって、異なる魔力の器をここに(だから違う私物がここにあります)」

魔力の器=自分の魔力が注ぎ込まれているもの=自分のもの=私物
という論法。
グリモワールはなじみの無い人にはさっぱりでしょうが、魔術書や、悪魔経典のことを指します。本、の意味ですが昔の書物は手書きでしたので、一般に中二病患者では自筆ノートの意味になります。要するにアイデアノートや日記です。この場合はアイデアノートを採用しました。
我が魂の一部=失くすことの出来ない大切なもの。
これらをひっくるめて、訳すと上記のようなイメージになると思います。

「華麗なる生命の息吹・・・(良いにおいですね・・・)」
白いバラを見て蘭子の一言。白のバラは純潔、気品、尊敬。カスミソウはあなたに寄り添う。
この花言葉を知っているかどうかわかりませんが、ともかく蘭子は実は黒ではなく白を美しく憧れを持っていることが伺われます。顔を近づけて「綺麗」という蘭子にPや他のメンバーも気づいたようです。

馬の蹄鉄を持ってきたことの意図を説明するシーン
「あーはっはは、我が同胞たちよ、みなに等しく祝福を授けよう。聖なる光に包まれ幸運になるが良い。(えっと、メンバーの皆さんがこの輝きで幸運になれるように、〔蹄鉄を〕持ってきました。)」
聖なる光に包まれ~の部分は無理に訳さなくて良いかもしれません。枕詞のように使っている場合もありますので。
そして、常に上から目線で話されてますが、内心ではそんなことは無いので普通の立場に置き換えます。

「プロヴァンスの風!」「プロレタリア文学!」「プロローグ!」「プロポーズ!」「プロフェッショナル!」
「プロデューサー!」っていい出せなくてごまかしのために言った適当な言葉ですが、
プロヴァンスは南仏のリゾート地。プロレタリア文学は大正時代の労働者をモチーフにした文学作品あるいは活動。プロローグは劇や小説などの序章、前置き、前日譚。プロポーズは企画、提案、婚約宣誓。プロフェッショナルはその特技や技能で生計を立てている人。あるいは熟練技能を持つ人そのもの、のことをそれぞれ指します。
最後にはネタが尽きて「プロ・・・プリン(ごにょごにょ)」ってなっていましたが(ロどこにいった)、結構耳年増な一面がうかがえます。

ちなみに、蘭子は照れ隠しのために間をつなぐ理由でも高笑いをします。馬の蹄鉄の時も照れ隠しのポーズですね。もちろん、気分が高揚してるときも普通に高笑いをしますけれど。

「ぐっ、我にこれほどの重圧を与えるとは…(〔プロデューサーに言い出すのが〕こんなに難しいなんて…)」
受動的な表現ですが、意味的には重圧を与えられて動けない自分、の方が隠された本意になります。よって、意訳するときは能動的表現にしたほうがいいでしょう。「どうしても言い出せないなぁ・・・」でも良いでしょう。

「ふっふっふ、グリモワールを開くのはまだ早いようね(いえいえ、まだアイデアノートを見せる必要が無いだけですよ)」
最初の笑いで強がり&意識の持ち直しを図っていますね。
グリモワールを開く、をアイデアノートを見せるという意味に直せば意味は伝わるでしょうか。
ちなみに最初に声をかけられたときなどの「ぴっ!」という反応がとてつもなくかわいい・・・。

「禁忌に触れるな!(見せられません!)」
難しい言い回しですが、身振りで未央たちには伝わっていたようです。

「プロテイン…」
先ほどと同じで特に言葉自体に意味は無いですが、たんぱく質ですね。日本ではプロテインというと主にたんぱく質補助食品や栄養剤を指す事が多いでしょう。
更にどうでもいいことですが言い方がかわいい…落ち込んでる顔もかわいい…

「灼熱の業火がわが身を焦がす(強い日差しが肌を焼くので、〔好きじゃないんです〕)」
蘭子はアルビノ(色素欠乏)体質なので日傘も伊達というわけではなかったりします。
赤目なので陽光もきついかもしれません。
Pが綺麗な空ですね、といったのであまり空を見上げられない蘭子がちょっと悲しげな感想を返答した感じでしょうか。

「この極彩色の魔法石を受け取るがいい(マーブルチョコ、いかがですか?)」
マーブルチョコレート(商標)のイメージをどれだけ膨らませたら極彩色の魔法石にまで変換できるのか、私には相当な脳作業量が必要ですが、蘭子にとってはわけも無いことです。
ただ、この言葉を選択した裏には、Pとの会話をうまくとりなしてくれる魔法であってほしい願望がこめられているのかもしれません。

「神の目を欺き、グリモワールに禁忌の術式を刻んでいるわ。(自分の部屋で、アイデアノートに秘密のアイデアを書き綴っています。)」
神の目の下りを無理に訳さなくても良いかも知れませんが、お天道様=神様、の目を欺くということは目の届かない場所=室内という意味あいは汲み取れます。
要するに空想ノートを作成するのが趣味ということです。禁忌の術式という辺り、自分でも拙い趣味で恥ずかしいと思うところがあるのでしょうか。文字を刻む、とは昔は木や石に刃物で削りつけていた頃の名残で、今でも文学作品中には散見されると思います。

「闇のレクイエム、天界の福音、妖精の戯曲、等しく祭壇に捧げるわ(ロック、クラシック、ポップス、どれも同じぐらい〔CD〕プレイヤーで聞きます。)」
本当に闇のレクイエムや天界の福音を聞いているという意味ではありません。
既存のロック、ポップス、クラシックなどのことを指します。大体の人はこの3種類をまず聞くのではないでしょうか?
ですが、どれがどれかはさすがに変換が強すぎてわかりません。察するに妖精の戯曲あたりはアイドルPOPsなどの軽音楽っぽい印象を類推させます。となると天界の福音はクラシック、闇のレクイエムはロックやメタル、になるでしょうか。とにかく幅広く聞いている、というより、祭壇に捧げると言っているので、楽曲を所有もしているのでしょう。私は本当に好きな曲以外はわざわざ買い集めてはいませんが、蘭子は結構たくさん所有している気がします。そんなイメージが伝われば○。

ただ、Pはこの話の内容を全く意味を出来ずに、聞き流しているようですけどねぇ・・・

「な、何を、我が禁忌に触れようというのか…(ええ!?そんなこと聞いてどうするんですか!?)」
直訳すれば、私の秘密にしてることを暴こうとしているんですか?になりますが、必要以上に警戒している様子が伺えるのでこのような感じにしてみました。

「禁断の果実、真紅の秘薬が魔力を高めるわ。(大好きです。特にケチャップで食べるのが好き)」
最初は警戒していましたが、Pの言葉を受けて素直に応えています。
禁断の果実はアダムとイブが食して楽園追放になった知恵の実のことです。そこから、とても気になる食べ物、興味のある食べ物という風に転じて、好きな食べ物という意味合いで使われています。
真紅の秘薬、は先ほどの極彩色の魔法石のように完全に連想ゲームです。まぁハンバーグにかける真っ赤なソースといえば、十中八九ケチャップソースのことでしょう。
魔力、は前半でも述べたように、感覚的、抽象的なものの程度を表す言葉の代用。ここでの意味は「味」とすればよいでしょう。

「良かろう!聞くが良い、我が僕、いや我が友よ!(わかりました、聞いてください。お仕事としてだけではなく、私個人のこととしても。)」
「今こそ魂を共鳴させるとき!(イメージを理解してください。)」
毎度のことですが、上から目線は基本丁寧語だと思っていただければ結構です。後、言い回しが難解になればなるほど彼女の中ではフランクな態度ということになります。
そして、僕から友へのランクアップですが、実際にはそれぞれ一段階上乗せされています。友から親友ぐらいの意味合いになります。僕の状態ですでに友人関係、友となるともう気の置けない仲間、親友という具合になります。ちなみに恋人関係になると血を分け合ったあなた、とか我が半身、とか我が片翼、とかもはや自分の一部という表現になります。
友、親友という表現ではPと蘭子の間柄ではあまり適切ではないので、ここでは「仕事上の関係ではなく、プライベートの関係として」、という意味合いで訳してみました。

「すでに魔力は満ち、闇の眷属たるときは終わりを告げ・・・」
(中略)
「やがて真の魔王への覚醒が!」
前半と同じで、堕天使ルシファーの物語のイメージを必死に伝えようとがんばっています。
大変疲れてる上に日が暮れる直前までかかってるので、実際には5分ぐらいは語り続けたんじゃあないでしょうか?Pが前と違い「重要なことでしょうか?」ではなく「大切なことだと思うのです。」と言ってくれたので、最大限の力をふるって力説していますね。

しかし、このグリモワール(スケッチブック)、ラベルは「DARK PREDICTION(闇の預言書)」って銘打たれてますが、ラベル下部に「HW-306 F4 24 SHEETS(ホワイトワトソン紙306gのF4サイズ、24枚綴り) 」と規格が書いてあるので、自分で手を加えたわけじゃなく、元からこういうブランドのスケッチブックであるということになりますが…どこで手に入れたというのでしょうか!?

「ROSENBRUG ENGE・・・」
ローゼンブルグ・エンゲル、直訳すれば「薔薇の園の天使」となりましょうか。
天から追い落とされ、薔薇の園に身をうずめる傷ついた堕天使といったところでしょうか。

その前の候補に「EKLIPSE」エクリプス(日食、光を奪われた、失墜の)と書かれていますが、直接的過ぎるので、変更したのでしょうか。というか、Pドイツ語もいけるのかい。有能すぎるだろう。
中二病御用達の外国語ナンバーワンであるドイツ語をカバーしている(ナンバーツーはロシア語)とかわかっているな…

なにはともあれ、蘭子シングルデビューですが、使い回しじゃなくて新曲とか驚かされました。
さすがに静止画連続ですが、最後にギアス発動させてましたな。

曲の終わりの台詞は訳す必要はないと思いますが、我が友、いえプロデューサーといっている部分はつまり、プロデューサーという単語と存在をそのまま受け入れたということを表わしているんだなと思いました。

ラストCパート
「煩わしい太陽ね(おはようございます。今日も暑いですね)」
アバンに続いて三回目。説明は省きます。

「月は満ちて、太陽は滅ぶ漆黒の闇夜に解き放たれし翼(日がとっぷり暮れて月輝く夜中までかかるみたいです。)」
みりあちゃんの翻訳がついてるので必要ないかとは思いますが、月は満ちて太陽が滅ぶ漆黒の闇に、で太陽が全く見えなくなって月が輝いている深夜という時間風景になり、解き放たれし翼ということは、鳥が自由に飛ぶことを許されるということで、自身を鳥に見立てて仕事から解放される、仕事が終わると訳します。

結局のところ凜の言っているように。「言葉じゃなくて距離感」が重要なのが蘭子の熊本語です。
ま、オチにみりあちゃん以外誰も蘭子の発言の意味がわかっていなかったことが発覚しましたけれどねw。

オマケ、CMから
「我が名はローゼンブルクエンゲル。白き円環、~LEGNE 仇なす剣、光の旋べ~が3(ミ)の月、25の日にその姿を現す。さあ、伝説の始まりよ!(私の名前はローゼンブルグ・エンゲル。新曲CD エンゲル・仇す剣、光の旋べ、が3月25日にリリースです。よろしくお願いします!)」
最初文字だけ見てLEGNE(レグネ)ってなんじゃらほい、と思っていましたが、ENGELがひっくり返っているということが台詞聞き直したらわかりました。反対になった天使。つまり逆立ちしている天使…ではなくて堕天使を表しているのですね。
白き円環をCDに直すだけで十分かと思いますが、伝説の始まりよ!も無理やり直してみました。

来週はゆっくり鑑賞させてほしいですw本当にw;;;

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ワンポイント熊本語講座 アイドルマスターシンデレラガールズ 8話考察

ざっと簡単に視聴者が蹴躓くであろう蘭子独特の言い回し(通称熊本弁)を考察します。
量が量だけにざざざっと要点だけいきますよー。

アバンタイトルシーンから、
「煩わしい太陽ね(今日は日差しが強いですね)」
ポイント:そのままでも通用しますが、蘭子的にはそれほど難しい意味で言っているわけではないのです。

「シルフの戯れか(涼しそうな風ですね)」
「シヴァの息吹か!?(冷却スプレーですか!?)」
ポイント:シルフ(欧州の風の妖精)シヴァ(インド元来の神の意味より、某幻想級RPG氷の召還獣として有名)。これらの固有名詞の意味がわかればイメージできると思います。若干本来の意味より、ゲームなどのイメージで知られてる方が優先されているところに注意ですね。

「煩わしい太陽ね(おはようございます)」
ポイント:NGsのおはように対しても蘭子はこう応えています。蘭子の家では挨拶で今日の日和を添えていたのでしょうか。つまりは軽い挨拶の意味ですね。

次、蘭子と打ち合わせシーン
「おお、魂の波動が!さすがは瞳を持つもの!(わあ、いい曲ですね、さすが私のプロデューサーです、わかってますね!)」
ポイント:大げさな言葉で考えているのが蘭子の特徴。魂の(魂をこめたもの。つまり、それだけ重要なもの、良いものということ)波動(波、ウエーブ。つまりは音波。よって曲の意味)。後、魂の波動が!(私の心に響きます)と省略されている言葉を連想しないと、わかりづらいかもしれません。
瞳を(瞳、つまりは目。この場合識者の目、簡単に言えば見る目のある人という意味での目。)持つもの(そんな瞳を持ってる人、つまりこの場合はプロデューサーのことを指します。)

蘭子はプロデューサという単語自体を瞳を持つものとよく呼称します。これはプロデューサーが蘭子の理解者であってくれるという信頼がこめられているものと思われます。

「この紙片に紡がれしは過去の姿、すでに魔力は満ち、闇の眷属たる時は終わりを告げた。今こそ、封じられし翼を解き放ち、魂を開放させるとき!」
そのままの意味で捉えても良いですが、蘭子の言いたいことをあえて意訳するとこんなかんじになります。
「この紙に書かれてるのは私の前段階のイメージなんです。実力も自信もついて、準備は整いました。暗いイメージから脱却して、ずっと思い描いていた本当の想いを伝えたいんです。」

まぁ私も何度も見返したから内容をはっきりととらまえられたわけですので、初見では「こうじゃないんです、もっと違うイメージが私の中にあるんです!」という意味が理解できれば良いと思います。

次、強いられている蘭子のかっこいいポーズのシーン
「かつて崇高なる使命を帯びて!」
「無垢なる翼が黒く染まり!」
「やがて真の魔王の覚醒が!」
これ、各台詞の間に(中略)があるのか、本当は長い台詞だけれど間をかっ飛ばしているのかで意味が若干変わってくるのですが、後半で同じ台詞を言っているときの蘭子が言い終わった後、相当疲労している上に日が暮れているところを見ると後者であると推測します。

意味合いとしては、中二病界隈で有名である明けの明星の天使ルシフェルの堕天の話を力説してるシーンになると思います。内容はぐぐってみればいくらでもわかるのですが、要約すると、「かつて、神に仕えていた大天使は人間に仕えよという神の偉大な使命に反発し神に仕え続けることを望んだがかなわず、地に落とされ魔王として再誕した」
ということを全身を使って精一杯伝えようとしているのです。

蘭子は諸説あるルシフェルの堕天の話のうち「神への敬愛を貫き通したが、拒絶され翼を奪われた」という部分に強く共感していることを匂わせています。
つまり、蘭子の中の闇に落とされた黒い翼の天使は、いずれまた神のいる空に帰り羽ばたきたいと願っている存在として、存在しているわけです。
よって、ダークでブラッディでホラーなイメージを突き詰めようとするプロデューサーのイメージとは反対なのですね。それを伝えたかったのです。

さて、その後。
「よもや、降誕のときを前に、瞳の力を曇らせるとは・・・(まさかCDデビュー前に〔私のイメージと〕食い違いがあるとは思いませんでした。)」
そのまま訳すと一方的にプロデューサーが悪いように聞こえますが、言い回しとして上から目線がデフォルトになってるだけで、本心では自分に比があることも十分理解しているのが蘭子です。
よって、大げさな言い回しである「降誕のとき=(CD)デビュー」、「瞳の力を曇らせる=判断力が鈍る=判断ミスがあった」を理解したうえで、蘭子の心のポジション修正を加えると上記のようになります。
ちなみに、このときみりあちゃんだけ神妙に頷いているのが複線でしたね。みりあちゃんは「そっかー、うまくいかなかったかー」と同意しているのが伺えます。

「闇に飲まれよ(ごきげんよう、お疲れ様です。)」
今回は初めて使われた蘭子のキメ台詞、通称「やみのま!」ですが、これはお嬢様漫画でよく使われる「ごきげんよう」と同等の意味で捉えていただければよいと思います。出会いや別れなどいろいろな場面で使える万能言葉ごきげんよう、ですのでこの場所では他のシンデレラたちが言っていたように「お疲れ様」の意味を含んでいます。

アーニャとの帰り道
「言の葉は不得手。秘めたる真意を伝える秘術はないものか・・・(しゃべって伝えるのは苦手です。思い浮かべてるイメージをちゃんと伝える良い方法はないかなぁ)」
難しい言葉で話してますが、普通にいる女の子の言葉に置き換えるとこの程度の歳相応のかわいらしい悩みであることが伺えます。

アーニャ「難しい言葉ですね。」
ごもっとも・・・。たぶん多くの視聴者はそう思ってます。

「ふふっ、優しき同胞よ、感謝する。だが、心配無用。私はいかなる困難をも超えてみせる!(やさしい気遣いありがとう、でも心配しないで、どんなに難しくてもなんとかしてみせるよ)」
難しい言葉で(以下略
蘭子はがんばり屋さんなのです。

寮にて
「心地の良い夜ね。(今晩は。)」
天気や気温の話題を挨拶に盛り込むところを見ると、蘭子が良い家庭の出であることが伺えます。

「これより儀式を行うので!(これからやることがあるから!)」
儀式=生贄をささげたり魔法陣を書いたりすることはありません。用事、あるいは些事の意味です。
ちなみに、小梅のいう「あまり怖くない」は一般人が「普通に怖い!」と感じるぐらいのレベルです(笑)。ついでに「怖い=一般人が悲鳴を上げて泣き出すぐらい」「とても怖い=心の弱い人は卒倒するレベル」です。小梅が見られないぐらい怖いホラーは今のところ聞いたことがありませんね・・・。後、小梅の怖い=面白いと同義です。そして小梅はスプラッタも好物です。気になるのはスプラッタやホラーにつきモノの濡れ場シーンについてどう思ってるのか。その辺の資料は足りない・・・

ここまでで前半。文量が多くなったので後半は別記事に続く

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漆黒の雛天使とその従者が魂の共鳴に至る寓話 アイドルマスターシンデレラガールズ 8話

うすうす消去法で蘭子はユニット組めないなぁと思っていましたが、やはり、蘭子ソロデビューに至までの話になりました。

非常にクセのある話し方(通称熊本弁)するけど、実は14才相応のかわいらしい女の子である蘭子ちゃんの魅力がぎっしり詰め込まれた回となりました。
慣れない人にはわかりにくいかも知れませんが、考えるより感じれば良いんです。言葉のニュアンスで。

ぷっくー蘭子

ふてくされる蘭子かわいい。

 

蘭子ちゃんの発言に苦戦するPと

P手帳

蘭子の言葉を必死に理解しようと努力してるPの愛らしさよ。

癖のあるメンバーの揃った寮での交流が垣間見えてニヨニヨが止りません。

寮の同室メンバーs

蘭子アーニャ小梅クールs&パッション輝子。みんな私の好きなキャラ。ここは楽園か。後ノアさんとか文子とか好きです。

微課金ながらわたくし、小梅&輝子好きなPでしてね・・・
登場時からカップルで好きでしたが、最近はこの二人セットで動いてる劇場の小話などでてきて公式で推されてて至福の限りです。

さて、細かいことは別記事にまとめるとして、
次回予告「”Sweet” is a magical Word to make you happy!」
スイーツは魔法の言葉よ、あなたを幸せにしちゃうの!
意訳すれば、「お菓子」はあなたを幸せにする魔法の言葉だね!

見るからにかな子回なのですが・・・さて、どうなることでしょう。

ちなみに今後の予想、あん・きらコンビは鉄板として、かな子は智絵里でキュートペア、莉嘉&みりあの元気コンビに飼育員兼キャストのみくにゃんをくわえた動物園トリオ、あれ、ロック()だりーながあぶれた・・・

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アニメ化健闘して欲しい。メカつく投票中 STAR STORKS~星のゆりかご~

一番再生数の多かった作品をTVシリーズ化するコンペティションが始まってます。
私の推してるのが「STAR STORKS~星のゆりかご~」
設定を見る限りは荒廃世界からの脱出、旅情モノになると思います。

後特筆すべき所は、5作品中、唯一このアニメだけがロボットに意志を持たせてる点でしょうか。
人工知能モノとしてここ最近で一番覚えているのは「彗星のガルガンティア」、有名どころでトランスフォーマー系統に類する設定になると思います。

ロボの造型もダンバインや魔装機神に見られる昆虫モチーフの有機的なデザインで、全年齢に受けが良いカッコかわいいものになっています。

PVではちょっとしょぼく見えますが、設定画を見ると3Dモデルで書き込まれているようで、予算ついたらもっと格好良くなるんじゃないかなぁと想像しています。

他4作品が最近よく見る設定を詰め込んだような(レース系は最近見てないですが)モノに比べ、ここ最近見たことの無いモチーフで攻めてきてるので、是非ともトップになってTVシリーズでアニメ化した姿を見たいと願っています。

 

3/5日時点では暁光のディーンドライブとRS計画に圧され3位。メカと女の子に流れる気持ちはわかるんですけどねぇ・・・

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休憩と振り返りの特別編集回 アイドルマスターシンデレラガールズSpecialProgram

7話までに3回の舞台作画と、これでもかと詰め込んだ情景描写で作画がぶったおれることを想定しての総集編でしょう。
決して万策尽きたわけじゃ無いと思います。

ここから10話ぐらいキャラ掘り下げ回が続いて、最後の数回分の舞台作画でスタッフ完全燃焼という流れになるのでしょう。ひょっとすると最終回直前の総集編もあるかもしれないです。

しかし、前半の総集編「卯月リポート」に比べて、後半の武内P登場からは時間の流れる速度が早かったです。
Pがヒロインとは言われていましたが、中の武内Pも相当な魅力的ですね。

さて、次週は予想通りNGメンバー以外の掘り下げが始まるようです。珍しく金曜日の時点で予告がしっかり付いてました。まぁ、もう一週遅れではあるのですが。

トップバッターにいきなり蘭子ちゃんです。
いきなりクセモノからですが、彼女を最初に掘り下げないと、ゲーム未経験のプロデューサー予備軍の視聴者にとってその後の絡みがやりづらいと言うところもあるでしょうね…

8話予告のPと蘭子

水面に映ったPと蘭子

Pが日傘を持っていると言うことは、おそらく蘭子は厨二病活動以外の心情をPに語っている可能性が高いです。

タイトルは「I want you to know my hidden heart」
直訳で「私はあなたを求める、知ることを、私の隠された心を。」
超訳して「我は汝に我が深淵に灯る真実の炎との会合を求め訴える者なり。」といったところでしょうか。
普通に「私の本当の思いをわかって。」で良いですけれどね!

8話次回予告サブタイトル

8話次回予告サブタイトル 「I want you to know my hidden heart」

ちなみに今週のフライデイログイン報酬がプチ用のフライドチキン…

フライドチキン!

フライ・ド・チキン!

どんだけ推してるんですかね…

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うづきママの親ばかわいい アイドルマスターシンデレラガールズ7話 ワンカット考察

シンデレラガールズ7話の好きなカット考察その1

卯月ママがNGのデビューCDを買い込んでいる件について。

布教用CDs

15枚の未開封CD+一枚の開封済みCD

描写されているだけで15枚の未開封CDと1枚の開封済みCDが見受けられます。

そしておそらく2枚分の空きスペース。
18枚のCDがあった・・・?いや私的には中途半端なので20枚のCDを買っているのではないかと予想します。

2枚は両親で1枚づつ保存版にして、ブックスタンドからの空き枚数分は家に招いた客に聞かせた後に手土産に持たせたのでは無いか・・・?

そんな微笑ましい考察の出来るワンカットですね。

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Pの立ち直りとメンバー再結束の話 アイドルマスターシンデレラガールズ7話感想

前話を受けて、ぎくしゃくしたニュージェネレーションズ3人と、他メンバー達とPとの関係のリカバリーのお話。

にっちもさっちもいかなくなってきたPが卯月の笑顔をみて、アイドルプロデューサーとしてやりたいことを再認識して奮起する流れはグンバツにぐっとくるシーンでした。

卯月のスマイル

卯月の笑顔「明日からもまた、よろしくお願いします!」

さんざんいろんなところで突っ込まれたり冷笑されていたPのメンバー選考理由「笑顔」ですが、ここにきて、俄然意味を深めたと思います。

Pが今まで確定案件を無難に話すことしかしなかったのが、自分の意見、意志を述べられるようになったのが大きな変化であり、進歩ですね。

そう考えると前の記事で書いていた私のPへの感想は若干のPへの贔屓目があったようです。前回のラストの状態では自分の意見を述べて未央を留まらせることは出来なかったでしょうから。真面目でいつもアイドルのことを考えていることには変わりは無いですけれどね。

真面目で誠実な上に、伝達力も上がって鬼に金棒。
これからは、メンバー達とも上手くコミュニケーションを取っていけることでしょう。

って、Pの事しか書いてませんね…
アイドル達のアニメじゃなかったのか…!?
まぁ楽しいからいいんですけれどね、

次回は特別番組による休憩回です。
案の定白箱系の冷やかしな発言が各所で見受けられますが、デレマスのこの場合最初から予定通りの制作進行だとおもいますけどね。
アニメの放送枠を使って、周辺アイテムの販促などすることにも意味があるでしょうから。

特別番組後は各キャラの掘り下げオムニバスが続くことになるのでしょうか。
丁寧に作られているので、それぞれのシンデレラストーリーを魅力的に掘り下げてくれることに期待しています。

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